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夢売るふたり

お笑いとアイドルが好きなしがないDDオタ

7/31 漫才ファイターズ

7/31 漫才ファイターズ@ルミネ


井下好井の漫才ライブ「漫才ファイターズ」に行ってきた。
漫才を4本、後半はゲストを呼んでトーク。
今回のゲストは芥川賞作家ピース又吉さん。

オープニングも新しく映像を作ってて、確か白黒でカッコ良かった。
幕が開いて左右にはパネル。
パネルの写真はフライヤーの写真を好井さん下手で井下さん上手。
この写真、意外と細かく角度やポーズなどを言われて撮ったらしい。
衣装はこのフライヤーのスーツ。
マジネタライブの時も同じだったので決まりの衣装にしたのかな。

ちなみに最初はゲストの発表はなく、1時間井下好井の漫才を見れると思っていたがその後ゲスト発表。
ゲスト発表されてからは40枚チケットがのびたらしい。
それでも160枚くらいってどこかで見たから半分も入ってない。3分の1くらいか。
いのよしを知らない人もまあまあいた。

ネタ

①子供ができたら
友達親子みたいな関係を気づきたい

②CM
当たり前に定着してて今さらCMしなくてもいいものを宣伝する

③数字にまつわる都市伝説
「11」に関して無理やりこじつけていく

④オリンピック競技
運動会の定番である綱引きがオリンピック競技になる可能性があるなら他の運動会の定番もオリンピック競技になるのでは?

以上4本。
ひとネタごとにはけていく。
コンテストを考えるならこのスタイルがいいのだろうけど、個人的には30分はけることなくまるっと一本も見てみたかったなという感想。

以前まで感じてた「台本感」が減ってたのが変わったな!と思ったところ。
途中のコント部分の井下さんは相変わらず棒であったがそれもまた魅力…か。

あと1本目のネタで「子供ができたら」ってネタにしてるのが良かった。好井さん既婚者ですし。
マジネタライブで相方が既婚者なのに「出会いは結婚式の二次会」で「自分が女役」ってネタをした違和感盛り盛りのLLRとはそこが違って良かった。


ゲストコーナー。
又吉さん、藁半紙みたいな色のTシャツとリラコみたいなズボン。
パッと見た感じ負タケのスウェット感。
いのよしにも「宗教感強い」とつっこまれていた。

好井さんは養成所の頃から又吉さんのお世話になってる又吉チルドレン。
井下さんは元相方さんに似てると言われている。
又吉「ほとんど原やんと思った」
好井さんにどこが似てる?と聞かれて。
又吉「芸人のツッコミとは思えない脱力感。「やるならやりますけど…」みたいな。未だに緊張する。ツッコミのテンションが練習でも本番でも同じ。」

そしてネタ作りの話へ。
漫才を作りながら新しいネタを思いつく又吉さん。
AGEAGE時代、ネタをよく好井さんに見せていた。
好井「ボケの数が多い。何個もこれは?これは?と上げていって自分のボケと対決しだす。」
でも結局3つ目くらいにあげたやつがいい、だったかな?
ネタの細かい言い回しとか凄く考えてるんだなーと腑に落ちた。言葉選びがすごくいい。

・ネタの作りやすさ。
又吉「人のだと漫才。自分だとコントの方が作りやすい。ピースだと漫才作りにくい。」
綾部さんがツッコミなので
「あいつ変態やん。変態なやつが真っ当なツッコミをする違和感を4分で払拭するのは難しい」「自分も真っ当じゃないから」

一方、井下さんは変だけど真っ当。
好井さん曰く、その真っ直ぐなところが変。
例えば「花火を見て「玉屋」とは言わないからそれを言われたら「玉屋ってなんやねん」とつっこんでしまう。」

井下さんは自分の中に存在しない事象は常識的な事であっても同意は出来ないタイプって事か。
自分の目で見て経験した事じゃないと納得出来ない。すごく、すごく真っ直ぐだ…。

そしてコンビ間のギャップの話。
ピースは関西人と関東人のコンビなので、コント内のじゃんけんの仕方ひとつで揉める。
その点、いのよしは関西人コンビなのでそういうギャップはないか。

・怒らない又吉さん
井下さんが又吉さんにオススメの本を聞いて勧められたのが『のぼうの城
でもその時時代小説を読みたくなかった井下さん。
「文庫化してないから買いたくなかった」
そのあと2、3冊勧められたけど「うん」と言わない井下さん。他は?と聞きまくって最終的に又吉さんに
北方謙三の『檻』を読めと投げ捨てるように言われた。奥に触れられた気がした。怒られると思ったけど嬉しかった。ジョーカー出してくれた!って。それからエッセイまで読んでます」

・『火花』について
実はまだ未読で、テレビで又吉さんがどこまで語ったかわからないので割愛。メモ自体も内容については取ってなかった。
ただ井下好井を「漫才師として生まれて漫才師になった」と表現していたのが印象的。

本の中のコンビの漫才は何も考えずに書いた。
又吉さんのネタではなく、本の中のコンビのネタ。
でも作ってるのは又吉さんですよ?
というループ。
好井さんの「本の中の漫才もおもしろい。クレヨンしんちゃんのなかのアクション仮面が面白い、みたいな。」って表現が好き。

・ネタを作る事について
AGEAGE時代、いろんなコンビのネタを作っていた又吉さん。
「自分が作ったのに○○は面白いけどピースはつまらなかったって言われる」という話にびっくりした。
いろんな人のネタに又吉さんが関わってたのか…。知らなかった。
まだピースがテレビに出てなくて今ほど忙しくなくて、一方ノブコブはテレビに出て忙しくネタを作る時間もなくて又吉さんに依頼したらしい。
ノブコブの単独も又吉さんが作ったネタをやったと。
エンドロール最後「作・吉村崇」になってて「それが吉村くんの可愛いところ」

エンドロールに又吉さんの名前を入れないでくれ、と言ったのは又吉さんの方。
しかしエンドロールの中に又吉さんの名前があって、でも一番最後は「作・演 吉村崇」となっていた。
「観に来たお客さんにモテたいだけ」
「吉村くんは自分が作ったと言いたいわけじゃない。純粋にモテたいと思ってるだけ。そこが可愛いところ」

後日DVDになった時にテレビでの告知で「又吉が作った」とテレビで言ってた。
(売れるも売れないもまったんが作ったネタだし!みたいな感じが含まれてた気がしたけど、その吉村さんを見てないのでなんとも言えない)

嫌じゃないの?という好井さんの質問には「作るのが好き」
本社で芸人がネタ作ってる部屋に順番に入っていって構成を考えたりしてる。

あとさよなら絶景雑技団の話もしてたけど、残念ながら私は一度も見た事がない。
でもどうやらすごいという話は当時聞いてたので数年の越しに見ておけばよかった…と思った。
当時は雑技団もラゴリも書いてて同時に20本くらい作ってたって、本当にモノ作りが好きなんだなあ。
いまもこれだけテレビに出てて、それでもネタを作り続けてるのすごいよな〜すごいとしか出てこない。

・これからの井下好井
「これから始まる賞レースで井下好井が気をつけた方がいいことは?」

「シルエットが見えた」と又吉さん。

好井さんは、前からライオンが来てて、近付かせないように大声で叫ぶ。
井下さんは、それは逆効果だぞ、という意味で好井さんに向かって叫ぶ。
命の危機が迫ってる、という気迫で叫ぶ。

これをサンパチマイクがある体で二人で「わーーー!!!」「わーーー!!!」って叫んでて、確かにこのシルエット!!と妙に納得した。
いのよしの漫才にこの勢いがあればもっと!と思ってしっくりきたから、又吉さんすごい。
1時間のライブでここが凄くストンと腑に落ちて気持ちよかった。

そしてそのまま幕が閉まり終了。

今まで「ピースのライブ」に足を運ぶことがなかったので又吉さんの話はすごく新鮮だった。既出の話もあったんだろうけれど。
本の話ばかりになるのかなーと思ってただけに、AGEAGE時代まで遡って話が聞けて凄く嬉しかった。

最後に又吉さんが見せてくれた新しいシルエット、井下好井がどう見せてくれるのかが楽しみ。